くちづけ(2013)

160621_01
裏紙的評価 ★★★★☆

3行あらすじ

  1. 3行で
  2. まとめたら
  3. いけない作品

くちづけ
ANGEL HOME
監督 堤幸彦
脚本 宅間孝行
原作 宅間孝行
出演者 貫地谷しほり
竹中直人
宅間孝行
音楽 朝川朋之
主題歌 熊谷育美
グッド・バイ・マイ・ラブ
撮影 斑目重友
配給 東映
公開 2013年5月25日
上映時間 123分
製作国 日本の旗日本
言語 日本語

引用;Wikipedia

久しぶりにリアルに泣けた邦画。

テレビの深夜放送でやっていました。

うーやんこと宅間孝行のもともとは舞台での作品だったものを、映画化、ノベライズさせている。

知的障害者グループホームを舞台に、入所?と呼ぶのだろうか娘(貫地谷しほり)とともにスタッフとして入った竹中直人演じる父親が、心温まり、また現代日本の闇を如実に表した作品。

今の世の中、かなり理解は深まり、情報が浸透してきたとはいえ、いまだ知的障害者に対する偏見は根深いね。

僕は偏見がない寄りだと思ってはいるけれど、そもそも偏見がどうとか言ってる時点で偏見が少なからずあるということやんね。

ちな、僕が住んでる部屋の隣にも知的障害がある子が住んでる。

 

偏見なく自然に接する若者と、偏見の塊のような若者が混在する世の中をそのまま映している若者二人も出てきたり、知的障害に対する世の偏見がどういったものか、というのがこの映画を観ると知れる。

 

障害を持つ人間は保護者がいなくなったらどうするのか。

障害を持つ人間の保護者が善人ではなかった場合はどうなるのか。

障害を持つ人間の保護者が善人であった場合はどうなるのか。

 

グループホームの仲間がそれぞれ別々の道に分けられていく中で、それが見えてくる。

深いな~。

特に、保護者に先立たれてしまう貫地谷しほり演じるマコと竹中直人演じるいっぽん先生の関係は観てて本当に泣ける。

 

竹中直人はほんと、どういう役風でもこなす日本の至宝ですね。

日本の映画はどっかんばっかんな迫力がないけど、こういう映画は本当に巧いと思う。

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